アルコール溶剤中の金属イオン除去

事例概要

エリア
北陸
業種
溶剤メーカー
主要技術
アルコール中の金属イオン除去

乾燥した強酸性陽イオン交換樹脂による脱金属処理

アルコール中にNaイオンを含む金属イオンが含まれており、イオン交換樹脂を用いた除去を検討したい。

アルコール溶剤であってもイオン交換樹脂による金属イオン除去は行えますが、下記の問題点がありました。

♦アルコール溶剤処理の問題点
 イオン交換樹脂へアルコール溶剤を通液すると、イオン交換樹脂に含まれる水分がアルコールの純度を下げてしまう問題がありました。
 ※イオン交換樹脂はスチレンとジビニルベンゼンの共重合体で、一般的なイオン交換樹脂は40~50%の水分を含有しています。

室町ケミカルの解決方法

アルコール溶剤中の金属除去

  イオン交換樹脂が含有している水分が溶出し、アルコール純度を下げてしまう事がユーザーの課題となっていました。

  そこで、イオン交換樹脂の乾燥処理を行い、含有している水分を減らす事で問題を解決しました。

  当社では流動床乾燥装置を保有しておりますので、用途に合わせた水分率へ調整する事ができます。

流動床乾燥装置   処理量:150L/バッチ
分解洗浄が可能な構造なので、他製品のコンタミネーションを防げます。

 

ご相談いただいた結果

イオン交換樹脂の水分率を下げた事で溶出する水分を低減させることができました。
アルコールの純度を損なう事無く溶剤中の金属除去処理が可能になり、安心してイオン交換樹脂を用いた溶剤精製を行う事が出来るようになりました。
 

 

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